銀翼飛蟻の体から放たれる銀光と赤光がますます強くなり、銀翼飛蟻の全身を包み込み、まるで巨大な灯火のようだった。
灯火が徐々に収まり、銀翼飛蟻の姿が現れると、周文の目が一瞬輝いた。
今の銀翼飛蟻は以前より倍以上大きくなり、周文が斬殺した銀翼飛蟻と同じくらいの大きさだったが、外見は完全に同じではなかった。
銀翼飛蟻の銀色の体には、赤い模様が加わり、銀色と交互に輪を描き、その後半身は毒蜂のような印象を与えていた。
さらに不気味なことに、アリの尾部には実際に銀色の針が生えており、毒蜂の針とよく似ていた。
「これは成長なのか、それとも変異なのか?」周文は驚きながら見つめた。伴侶の卵を届けた人が、それは火毒蜂の伴侶の卵だと言っていたことを思い出し、銀翼飛蟻は明らかに火毒蜂の特性の一部を獲得したように見えた。
急いでゲーム内で资料を確認すると、銀翼飛蟻の属性は確かに大きく変化していた。
銀翼飛蟻:伝説レベル(成熟体)。
伝説運命:低空の王。
力量:17。
スピード:20。
体力:16。
元気:19。
天賦の技能:銀翼閃、魔光針。
伴奏状態:翼。
周文は驚きと喜びを感じながら見つめた。銀翼飛蟻のこのような属性は、伝説の伴侶ペットの中でもトップクラスと言える。特にスピードの項目は、通常伝説レベルの属性上限が18であるのに対し、20ポイントは突出していると言えた。
元気値はスピードより少し低いものの、それでも突出した数値だった。
さらに周文を驚かせたのは、銀翼飛蟻が魔光針というパワーテクニックを追加で獲得し、二つの技を持つ伴侶ペットになったことで、これは伴侶ペットの中でも極めて優れた存在となった。
複数のスキルを持つ血紋仏心蓮と比べれば、二つのパワーテクニックは多くないかもしれないが、伴侶ペットが通常一つのパワーテクニックしか持たない状況では、銀翼飛蟻は既に非常に優れていた。
魔光針の资料を見て、周文はさらに喜んだ。これは遠距離攻撃型のパワーテクニックで、銀翼飛蟻は魔光針を放って目標に遠距離攻撃を行うことができた。
「この銀翼飛蟻がいれば、血紋仏心蓮を倒せないはずがない」周文はほとんど考えることなく、銀翼飛蟻を戻すと、すぐにゲームのダンジョンに入った。