前章でコメントした「五百発の弾丸が二万で、一発の弾丸が四百」という友人へ。あなたの数学の教師は誰か教えてください。私が線香を上げに行きます。
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「リンリンリン——」
耳障りな火災警報が鳴り響き、研究開発部から濃い黒煙が立ち上り、大きな炎が燃え上がった。研究部のメンバーは急いで避難した。
天井の自動散水装置が回転して水を噴射し、火勢は素早く消し止められた。後には散らかった現場が残り、様々な書類や設計図は濡れてべとべとになり、触れると崩れそうな状態に。防水性のないコンピュータは故障して火花を散らし、壁や床は至る所が焦げ付いていた。
「どうして突然火災が?」研究開発部長は胸を撫で下ろしながら、散らかった現場を心配そうに見つめた。
ガードが素早く到着し、現場を検査した。
「火はワークショップから燃え移ったようです!」
ロー・ホワンは全身濡れ、毛布に包まれ、顔は灰だらけで、ガードに支えられながら連れ出された。顔中が焦げ付き、毛は全て焼け落ち、眉毛まで消えていて、つるつるの茹で卵、いや、ピータンのようだった。
ロー・ホワンは冷や汗を流した。もし素早く避難できなかったら、そして近くに消火器がなかったら、顔面に大きな傷を負っていたかもしれない。
彼は予想していなかった。高燃焼弾丸の燃焼剤がガス状で、弾頭を開けた瞬間に漏れ出し、外気に触れると即座に燃焼してしまうとは。つまり製造後は開けることができず、真空環境下でさえも短時間で燃え上がってしまうのだ。
彼の技術では、絶対に複製できない。
負けた……ロー・ホワンは悔しそうな表情を浮かべた。
「何をしたんだ?!」研究開発部長は怒鳴った。
ガードは焦げた空薬莢を数個取り出し、かすかに赤い底色が見えた。厳しい声で言った。「これは高燃焼弾薬の空薬莢です。あなたの部下が高燃焼弾薬を研究していたんですね。」
研究開発部長は目を丸くし、ロー・ホワンを指差したまま言葉が出なかった。
私の命令を無視したのか?!
上層部から追及されたら、また私が責任を取らされる!
お前たちは本当に厄介者だ!
古輝がすぐに到着し、厳しい表情で言った。「説明してもらおうか。」