リゲンはその一刀で仏紋花びらを力破したが、すでに力を使い果たしており、空中では回避できない状態だった。天空ネジの飛行スピードは遅すぎて、リゲンのリズムについていけず、まだ高所を滑空していた。しかも、その滑空方向はリゲンの現在位置ではなかった。
突然、一つの拳がリゲンの足下に現れ、リゲンの足裏を打ち付けた。それは周文が飛び上がってきたものだった。
リゲンは足裏に力を込め、周文の拳を踏みつけて借力で空中へ飛び上がった。周文もその踏み込みの力を借りて急速に下降し、二人は上下に分かれて毒蛙の毒水矢を避けた。
リゲンは勢いを借りてロータスプラットフォームに飛び移り、一刀で毒蛙の頭を斬りつけた。刀光が一閃すると、リゲンはすぐさま後方へ飛び退き、ロータスプラットフォームの外へ跳び出した。
ばん!
その毒蛙は爆弾のように爆発し、毒液が四方八方に飛び散り、広範囲を覆い尽くした。まるで万箭斉発のようだった。
リゲンは空中にいて、もはや回避する力がなかったが、ずっと飛行していた天空ネジがちょうどその場所に飛来し、リゲンの前に立ちはだかり、リゲンに向かって飛び散る毒液を防いだ。
周文も変異枯骨蟻の背に落ち、再び跳躍して後方へ数丈退き、毒液飛散の範囲を避けた。
その毒液は恐ろしく強力で、天空ネジの体は直接腐食され、雪が炭火に触れたかのように、悲鳴を上げて池へと落下していった。
周文が降り立った時、変異枯骨蟻はすでに彼の足下で待機していたが、リゲンはもはや借力する場所がなく、まっすぐに池水へと落下していった。
本来ならばそこでリゲンを受け止めるはずのドラゴン鱼は、徐绵图の慌てふためいた指示の下、リゲンからまだ距離があり、間に合いそうにもなかった。
周文は変異枯骨蟻の背に降り立ったばかりで、この光景を目にしたが、もはや変異枯骨蟻に突進を命じる時間はなく、変異枯骨蟻の背を強く踏み込んで、池水へ落下するリゲンに向かって飛び込み、彼の背中が池水に触れる寸前に引き上げた。
しかし周文のこの跳躍の力にも限界があり、すぐに下降し始めた。
「绵図、何をぼんやりしている、早く助けろ!」周文に引っ張られているリゲンは、前方不遠にいる徐绵図に向かって叫んだ。