申屠鳴良舵長昇進のための加筆です。
ハンセンがさらに尋ねても、鍛冶屋は何も話さなくなり、最後には通信を切った。
ハンセンは困り果てて、剣にできないなら、買っても意味がない。
約束の時間になり、ハンセンが待ち合わせ場所についてレインボーマンに会うと、思わず「なんでお前なんだ?」と声を上げた。
そのレインボーマンはハンセンと同じ反応をし、目を見開いて声を上げた。なんとそのレインボーマンはスーシャオチャオだった。
「なんだと、お前がレインボーマンか?」ハンセンは怪訝な顔でスーシャオチャオを上下に見たまわし、彼は偽の情報を広めてお金を騙し取っているんじゃないかと思った。
スーシャオチャオはふっとにっこり笑った。「ちょっとしたお小遣いを稼ぎたかっただけで、まさか森兄に会うとはね」
「ったく、そのフェニックス形状の異生物に遭遇したってのもウソだったのか?」ハンセンは少し失望した風に尋ねた。
「まさか。私、スーシャオチャオがいつだって人を騙したわけじゃない……まあ確かに騙したこともあるけど、今回は私の**をもって誓います。本当に見たんだから、嘘じゃないよ」とスーシャオチャオは身悶えしながら話した。
「ホントに?」ハンセンは信じられないような表情でスーシャオチャオを見た。
「本当の金よりも本当だよ。」スーシャオチャオの心の中は、どれほど憂鬱なことだろう。
「いいよ、案内料はいくらで、僕に見せてくれ。」とハンセンが言った。
「そんなに森兄からお金をもらうわけにはいかないよ、後で僕についてきてくれるだけでいいよ。ただ、他の何人かからすでにお金をもらってるから、彼らも一緒に連れて行かないといけないんだけどね。」とスーシャオチャオ。
「待って、費用はどれくらいか教えてくれ。」ハンセンはスーシャオチャオの恩をあまり受けたくなかった。
スーシャオチャオは素早くハンセンの手を掴んで、「実はね、あの連中を一人で連れて行くのもちょっと怖いんだ。森兄が一緒に行ってくれたらそれが一番だよ。金はいらないし、僕を見捨てずにいてくれればそれでいいよ。」と笑って言った。
「お前なにか言ってないことがあるだろう。」とハンセンはスーシャオチャオを見つめた。