ハイブリッドロータスバットは強力ですが、自身の元気には限りがあり、常にパワーテクニックを使用することはできません。しかし、パワーテクニックを使用しなくても、ハイブリッドロータスバットと銀翼飛蟻を合わせれば、飛天猿を簡単に倒すことができます。
飛天猿はよく次元結晶を落とし、その多くはスピード結晶ですが、時々パワークリスタルも落とします。周文はそれらをハイブリッドロータスバットの元気補充に使用しています。
今、周文はパワークリスタルが非常に有用だと考えています。現在は二匹の人生のペットしかいませんが、元気の補充にはかなりの量のパワークリスタルが必要です。将来、人生のペットが増えれば、パワークリスタルの使用量はさらに増えるでしょう。
「残念ながらゲーム内にはアイテムバッグのようなものがないので、パワークリスタルを貯めておいて必要な時に使うことができない」と周文が考えていた時、突然ディンという音が聞こえました。
飛天猿が倒されると、次元結晶を落としました。周文が注意深く見ると、そこには飛天猿の結晶と書かれており、すぐに喜びを感じました。
飛天猿のパワーテクニックは通常一つだけで、それは龍門飛天術です。二つ目のパワーテクニックがあるとは聞いたことがありません。今回落とした元気技の結晶は、間違いなく龍門飛天術のものです。
周文は血色の小人を操作して、飛天猿の結晶を拾い上げました。
結晶から白い光が漂い出て、血色の小人の体内に入り込みました。周文もスマホから体に奇妙な力が伝わり、体内に不思議な気の循環が開かれ、体が軽くなり、いつでも昇天できそうな感覚を覚えました。
周文の予想通り、これは龍門飛天術の元気技の結晶でした。龍門飛天術の情報が同時に周文の大脳に流れ込み、龍門飛天術についての深い理解を得ることができました。
「龍門の飛行術(6段階)を習得しました。」
「龍門飛天術を手に入れたので、火神堂に挑戦できるようになった」周文は心の中で喜び、龍門石窟副本から退出しようとしたとき、突然蓮華洞の洞頂にある蓮の中心から、また次元生物が現れました。
周文は最初、飛天猿が出てきたと思い、ついでに倒してから帰ろうと考えましたが、よく見ると、蓮の石彫りから現れたのは飛天猿ではなく、衣を翻す仙女でした。