二日目の早朝、ハンセンは保護施設の世界に入った。自身の部屋の中の銅の牙の怪物は身体全体が紫に変色しており、まるで紫銅像のようだった。彼の心はひそかに喜び、銅の獣はすぐに神の血の生物に昇進するだろうと思った。
今、まだ完全に赤紫色になっていないのは、尾の先端だけだった。この一、二日で、銅の牙の怪物が神の血の生物に昇格するはずだと確信していた。
何度も眺めたあと、ハンセンは神射組のキャンプに向かった。ハンセンがキャンプに到着したとき、思わず見知った顔を見つけた。
「スーシャオチャオ!」ハンセンは驚いて、靶場のそばで弓と矢を手入れしているスーシャオチャオを見た。
「お尻マニア、どうして私を認識できたの?」スーシャオチャオは少し驚いてハンスンを見つめた。
「私があなたを認識しないなんてありえない。初めて落日の坂で会ったとき、あなたが最初に"B兄さん"と叫んだんだから、そのせいでB兄さんの名前が世間に広まったんだよ。」ハンセンは微笑んでいるが、心の中では歯がむずがゆい。スーシャオチャオがいなければ、こんな変なあだ名は付けられなかったはずだ。
スーシャオチャオはすぐに自慢気な顔をした。「そうだよ、俺スーシャオチャオが自慢しなければ、私のはじけた"B兄さん"がなければ、彼は人気が出るはずがないさ。今や彼はB神になっても、それは私スーシャオチャオの功労だから。」
「すごい仕事をしましたね、兄弟」ハンセンは親指を立てたが、心の中では「この小さなうさぎめ、そんなにうれしそうにして。待ってて、後でどうやって復讐するか見てろ」って思ってた。
「ねえ、兄弟。何で神射組に入ったの?」二人はとても楽しく話していて、スーシャオチャオがハンセンに尋ねた。
「もちろん、弓矢の射程が長いからだ。危険を冒すことなく、遠くから一矢を放つだけでいい。命を尊重しよう、安全第一。」ハンセンは笑った。
「なるほど、兄弟。ヒーローの見るものは一緒だね。」スーシャオチャオはまるで念願の友達に会ったかのような顔をし、ハンセンの肩を抱きしめながら言った。「神射組が最も安全だからこそ、私がこの組に入ったんだ。グループリーダーは見た目はいいけど、彼女は虐待狂だよ。私たちは裏で彼女を何と呼んでいるか知ってる?ふふ…変態の老独女だよ…」